本棚にあった『アラカンサバイバルBOOK』(地曳いく子、槇村さとる著)を久しぶりに読みました。
この何年か、誕生日が来ると、これを読んでいる気が・・・
アラカンを気楽に、前向きに過ごすアドバイス満載の本
有名なスタイリストの『地曳いく子』さんと、漫画家『槇村さとる』さん。
親しい友人の二人がアラカン世代に入り、自分達の体験をもとに
肉体的にも精神的にも衰えていくけれど、年を重ねた分だけ、本当はいいことがあると
優しくアドバイスしてくれる本です。無理せずおしゃれを楽しむ方法を教えてくれます。
槇村さとるさんの挿絵も要所要所に入っていて、サッと読める読みやすさも気に入っています。
人は、自分が思ったように老けるらしい
優しくアドバイスしてくれる本ではありますが、まず厳しい現実を見つめることが書かれています。
例えば
- 年齢とメモリー容量は反比例
- 年をとるということは、ファッションも体力も、いろいろ負けるということ
- おしゃれをするためにあきらめる
などなど。
特に、『あなたは、あなたが思ったとおりに老ける』という言葉にゾ~とします。自分で老けると思ったら老けるらしいです、確実に。人はイメージしたものになれるので。
『昔なら、姥捨て山に連れて行かれた年齢』、『サザエさんのフネさんより、すでに年上』といった言葉も衝撃を受けます。
おしゃれは人のためならず
私がいちばん心に残る言葉が
『おしゃれは結局自分のためにするものです』という箇所。
自分が気分よく過ごすために、おしゃれをしようというのです。
『今日の自分はイケてない』と思うと気分がふさいで、老けこむそうです。
人の目を気にせず、自分の気分が上がることを優先したおしゃれが正解という事ですね。
また、私のように
何を着ていいかわからない、ほんとうに好きなものがわからなくなった人は、
『嫌いなものを探してやめる』といいそうです。
『嫌いなものがなければ今のままでいい、絶対にかえなきゃと思うから苦しい』
とも書いてくれています。
この言葉にホッとします。
若い方にはピンとこない本かもしれませんが、アラカン世代は読むと元気になる本だと思います。
おやつにブルーベリーのミルフィーユ
おやつに食べた『ブルーベリーのミルフィーユ』。
ひさしぶりに唸りそうになったケーキ、美味いです。
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